今週はランク戦を遊ぶプレイヤー、名誉システムの今後、ウィッシュリスト(欲しいものリスト)、そしてチャンピオンアップデートについてです。
アクティブなプレイヤーのうち、ランク戦の参加率はどれくらいですか?80%とかなのか、それとも大多数はノーマルでワイワイやっているのか、ずっと気になっていました。
正直なところ、驚くほど多くのプレイヤーがランク戦をプレイしています。たとえば2018年のデータでは、レベル30以上のプレイヤーの約70%がいずれかのキューで振り分け戦を終えています。しかもアクティブプレイヤーの約65%は毎月1~2試合はランク戦をプレイしていました。これはかなり高い参加率です。真剣に勝敗を競う競技的側面がリーグ・オブ・レジェンドをプレイする大きな理由のひとつになっているからこそ、ランク戦に参加してくれている人が多いのではないか、と私たちは考えています。
そして非常に多くのプレイヤーがランク戦に参加してくれるからこそ、私たちはランク戦システムが誰にとっても適切に機能するものとなるよう注意していかなければなりません。たとえばマスターやチャレンジャーといった上位ティアのプレイヤーは互いのことをよく知っていたり、それぞれ先鋭化したプレイスタイルを有していたりすることが多いため、そのニーズやモチベーションが下位ティアのプレイヤーとは大きく異なります。このため、システム変更時にはそういった差異も考慮するようにしています。
名誉システムの修正や要素追加の予定はありますか?
現在は名誉システムのさらなる改良よりもランク戦やClashといった機能の対応を優先して進めています。とはいえ、名誉システムについても改良案はたくさん挙がっています。たとえば現在は「対戦相手に名誉を送る」ことができませんが、このシステムの復活については要望がよく寄せられています。それから、名誉レベル0~1のプレイヤーが名誉レベルを回復させる仕組みをより明確にし、名誉システム自体を「誰がキャリーしたか」よりもスポーツマンシップを中心としたシステムとして構築していきたいとも考えています。
なお現時点でも名誉レベルを新ランクシステムにおけるスプリットポイントのマルチプライヤー(乗数、倍率)として組み込む案を計画中ですが、これ以外に大規模な変更案を模索していくのはしばらく先のことになると思います。
ショップにウィッシュリスト(欲しいものリスト)を実装するアイデアが提案されたことはありましたか?私個人としては、フレンドが欲しがっているスキンや好きなチャンピオンが分かっていたらもっとスキンを贈りたいと思うようになるのですが。
フレンドにギフトを贈る際、相手が欲しがっているものを知る方法があれば便利ですよね。なのでそのアイデアについては私たちの間でも提案され、実際に実現可能性の調査も行いました。しかし調査の結果、残念ながら現在のストア(バックエンドとフロントエンドの両方)の実装では、ウィッシュリストを追加することが極めて難しいことが判明しました。
現在はさまざまな側面からストア内部の技術的アップデートを進め、ウィッシュリストを含む便利な機能を実装できるようにするべく下地を整えているところです。それが完了するまでの間はより小規模な、利便性向上を目的とした変更を追加していくことになるでしょう。たとえば最近だと、フレンドリストから直接ギフトを送れるようにする機能を追加しています。以上の回答を要約すると、「私たちもウィッシュリストは実装したいと考えていますが、それにはストアの技術的な部分での最適化を実現する必要があります」ということになるでしょうか。
すべてのチャンピオンはいずれゲームプレイの完全リワークがされるのでしょうか?「このままで良し」と判断されているチャンピオンもいるのでしょうか?
基本的にすべての…あるいは大多数のチャンピオンはどこかの段階でゲームプレイの完全なリワークが必要になると思っていますが、もちろんリワーク不要になる可能性も存在します。どのチャンピオンが時の流れに打ち勝つかを予想するのは非常に難しいものです。ゲームは常に変わり続けているので、「旬を過ぎた」チャンピオンは今後も出てくるでしょうし、現時点では極めて有効なキット(スキルセット)がその後時代遅れになってしまうこともあります。時が経てば分かる、経たなければ分からないというのが正直なところでしょうか。
こちらでお寄せいただいた質問には可能な限り目を通しますが、すべてに対して回答を約束することはできない事をご了承ください。例えば、別の場所で回答済みの質問や本コーナーの趣旨から外れてしまう質問は取り上げられませんし、このコーナーで新機能や新コンテンツの発表を行ったり、すでに詳細な説明を行った事項を再び取り上げたりすることもありません(ただし、特定のポイントをはっきりさせることはあります)。
もちろん皆さんの声を聞きたいという気持ちに変わりはありませんし、いただいた質問は担当ライアターにしっかりと届けます。疑問が浮かんだらぜひお送りください。