今週はイベントとゲームモードの特集です。
テーマやチャンピオン、スキンシリーズ(PROJECTなど)を取り上げたイベントが定期的に開催されていますが、イベントの質が徐々に下がっているように感じます。新しいゲーム体験(たとえばゲームモード)が用意されるわけでもないし、過去のイベントと比べるとタスクの内容も限られていて、凡庸に感じられます。今後、充実した内容の楽しめるイベントを開催していく予定はありますか?
はい、もちろんあります!そして、このフィードバックには心の底から同意するところです。確かに今年のイベントは新鮮味に欠けています。独自性に富んだ、すべてのプレイヤーがワクワクするようなイベントを作るのは私たちの願いでもあります。そこで今後のイベントにおいては「イベント参加者全員のやりがいを高め、新規性を強化し、より思い出に残るものにする」という目標を立てました。
現在はこの目標を達成するべく、次のようなイベント内容を検討しています:
- イベントとゲームモード(新規・既存)の併催を復活させる
- ミッションがよりイベントと密接に結びつくようにする。具体的にはTrialsのしくみに近づける(Trialsではミッションを完了すると進行状況バーが進み、ハウス固有の報酬が入手できました。これがイベントの一貫性を生み出していました)
- ミッションの数と種類を増やし、「ミニオンをx体倒す」、「xキル獲得する」、「xゴールド獲得する」といった一般的な内容に留まらないようにする
これらの変更の一部はまもなく実際にご覧いただけます。第一歩となるWorldsイベントではまず小規模な変更からスタートし、その後は2020年に向けて継続的に改善していきます。まずはWorldsイベントを楽しんでもらえることを願いつつ、これからも皆さんからのフィードバックをお待ちしています!
どうしてカスタムモードでウルトラ・ラピッド・ファイア(URF)や他のゲームモードを遊べないんですか?
ローテーションゲームモードを「十分に楽しめる状態」で維持するために必要な労力については以前にもこちらでお話ししましたが、やはり新しくリリース/アップデートされたチャンピオン、スキル、アイテム、ルーン、スキンは各種モード上で「悪さ」をすることが多々あるのです。またゲームの基本コード部分(ダメージの記録方法やテクスチャーの読み込み手法など)に変更やリファクタリングを行うと問題が深刻になる可能性もあります。というのも、短期間で素早く開発するサイクルで作られたものは往々にして「綺麗でも最適でもないけど、動く」という状態にあることが多いのです。今よりもずっと頻繁に新モードをリリースしていた当時、モードチームはこの問題に対処する保守作業に全体の50%の時間を費やしていたほどです。
「でもカスタムモードはそもそも真剣勝負ではないのだから、バグが残っていても良いのでは?」、「それならライアット側も労力をあまりかけずに各種ローテーションゲームモードを提 供できるのでは?」という声も確かに寄せられます。
しかしバグが多数あると認識した上で(つまり意図的に)、各種ゲームモードをカスタム向けに開放することはできません。ライアットでは「遊び方を問わず」LoLのゲーム体験を常に高い水準に保ちたいと考えているからです。また「企業方針」を抜きにしても、一部のバグはゲームサーバー群全体をクラッシュさせるほど深刻であり、実際にクラッシュすればカスタムゲーム以外の大量の試合も進行不能になります。このため、仮に私たちが「カスタムならバグがあってもいいや」と決断してモードを開放したとしても、それは最終的に他のLoLプレイヤーにも大きな影響を及ぼすリスクを生んでしまうのです。
これはつまり、「カスタム限定でゲームモードを復活」させるために必要な作業量は「そのモードの対戦キューを完全開放」する場合と変わらないということです。過去のディスカッションで既存ゲームモードのローテーションを保守するのではなく新モードの開発に注力するとお知らせした理由はここにあるのです。
Clashについて何か進捗はありますか?
Clashのグローバル再ローンチについては今年5月に今後の予定をお知らせしました。以下が、予定に対する現在の進捗です。
- システム改修:完了!
- 追加の内部テスト実施:完了!
- 地域ごとのテスト:今はこの段階で、首尾は上々です。現在までに新しいClashモデルを用いた地域テストをトルコ、南ラテンアメリカ、北アメリカの3地域で完了しています。これらのテストでも軽微な問題しか発生していないため、地域ごとのテストは今後も進めていきます。他の地域でのテストは現時点から10月中旬の週末にかけて実施するべく慎重に計画中ですが、テスト結果によってスケジュールが変更になることもあり得ますのでご留意ください。
- グローバルベータ:地域ごとのテストが全地域で問題なく完了したら、複数地域で同時開催するより大規模なベータテストを実施します。今のところ今年の終わりから来年初旬にかけて実施する予定です。
- ローンチ:グローバルベータが問題なく完了し、新システムが全地域にスケールさせても正常に機能すると確認できたら、Clashは晴れてローンチとなります。このローンチについては、スケジュールは現時点では未定です。
チームは今後も上記のマイルストーンを達成するべく開発を進めていきます。また進捗があり次第お知らせしていくので、次回をどうぞお楽しみに。
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