どーも!LUNCHBOYです。チームファイト タクティクスではパーソナライゼーション(ゲーム内におけるプレイヤーの自己表現)関連機能全体のプロダクトマネージャーを務めています。今日はTFT最初のカスタマイズ機能、リトルレジェンドについてお話できるということで凄く張り切っています。この投稿ではリトルレジェンドとは何か?どうして今のような実装にしたのか?そしてプレイヤーは何をすれば入手できるのか?について紹介していきます。それから、今後登場する予定となっているTFTのボード自体をカスタマイズする要素「アリーナスキン」についても少しだけお見せするのでお楽しみに。
リトルレジェンドとは?
リトルレジェンドとは、要するにLoLで一番可愛い生き物です(ポロ、ごめんね)。多様な姿を持つ上に表情も豊かで、チームファイト タクティクスにおけるプレイヤーのアバターとして機能するほか、ランダムミッドでもプレイヤーを応援してくれます。ソーシャルな側面が非常に強いTFTにおけるリトルレジェンドは他プレイヤーとの交流要素の大部分を支える存在です。共有ドラフトでヤスオを掴むべくダッシュする時も、接戦に勝利した後対戦相手のプレイを称える時も、一か八かの賭けに出た相手にまさかの敗北を喫してソナの「うーっ」エモートを使う時も、ゲーム上ではリトルレジェンドの行動となるわけです。
初期リリースされるリトルレジェンドはシルバーウィング、フューリーホーン、ルーンスピリット、ホーントリング、モールダイバー、フェザーナイトの合計6体。いずれも独自の挑発やダンスのアニメーション、そして独特の個性を備えています。
リトルレジェンド(および対応するアイコン)のロックを解除する場合は750 RPが必要です。ただ無料のTFTベータパスの報酬にはリトルレジェンドのタマゴもついてくるのでそちらもお忘れなく。最初の一体は数試合プレイすればシルバーウィング、ルーンスピリット、モールダイバーの中から1体選べます(はい、ポケモンジョークを言うなら今ですよ)。
バディ(お友達)システム
リトルレジェンドのゲームデザインは「TFTをプレイした時の感覚」から着想を得て作られた部分があり、チームでは制作するリトルレジェンドシステムでも同じ感覚を生じさせたいと考えました。まず着手したのが、試合開始時に引いたレベル1のトリスターナをレベル3までアップグレードして圧倒的強さを得た時の感覚。あれは最高ですよね。リトルレジェンドを進化させられるようにしたのも同じ理由からです。レベル1の慎ましやかなペング フェザーナイトが最高にクールなレベル3に進化する、それを体験して欲しかったのです。
次に、「勝つためにちょうど必要だと思っていた」強力なユニットがショップに出た時の感覚を少しでもリトルレジェンドで再現したいと考え、リトルレジェンドのタマゴから予想もしていなかったレアが生まれる可能性を入れました。そして最後に、TFTで自分だけのチーム編成を組めるのと同様に、リトルレジェンドのコレクションも自分だけの特別なものであるように感じて欲しいと考えました。
以上が私たちの目指したことです。これを踏まえ、以下ではリトルレジェンドに関する3つの側面、バリエーション、シリーズ別レアタマゴ、レベルアップについて説明していきたいと思います。
バリエーション: レアな物を入手できるという興奮をしっかりと用意するため、TFTのローンチ時には1種族あたり6つのバリエーション(基本バージョンも含みます)を揃えていきます。バリエーションにはレア度が設定されていますが、種族の基本バージョンを持っていなくてもレアなバリエーションは入手できます。
バリエーションはそれぞれ好みや性格が異なります。たとえば、「カラス君主フェザーナイト」が世界征服を目論んでいるのは誰でも知っていますよね。
あるいは「うまからフェザーナイト」がやがて美味しいディナーになってしまうことは明白です。
こういったバリエーションたちは490 RPで販売されるレアタマゴから生まれてきます。
シリーズ別レアタマゴ: レアなコンテンツを引く驚きと興奮は楽しいものですが、一方で開発チームはプレイヤーがどのリトルレジェンドを引けるかを選ぶ権利とのバランスもしっかりと取りたいと考えました。その結果生まれたのが、ローンチ時に購入可能になる2種類のシリーズ別レアタマゴです。シリーズ1タマゴからはシルバーウィング、フューリーホーン、ホーントリングが生まれ、シリーズ2タマゴからはルーンスピリット、フェザーナイト、モールダイバーが生まれます。種族ごとに6つのバリエーション(基本バージョンを含む)があるため、シリーズ別レアタマゴから生まれる可能性があるリトルレジェンドは3種族x6バリエーションで18種類になります。
そしてタマゴを開くという行為が直接的にコレクションの充実につなげたいと考え、タマゴからは必ず未所持のリトルレジェンドバリエーションか、所持中でレベルアップできるバリエーションが生まれるようにしました。レベル3まで上げきったバリエーションはタマゴから産まれなくなるので、以後はシリーズ別レアタマゴから未所持のリトルレジェンドが産まれてくる可能性が高くなります。
レベルアップ: リトルレジェンドの同一バリエーションを複数体集めると、TFTにおけるチャンピオンと同様にレベルアップして「進化」させられるようになります。TFTを遊び込んだ人なら、「レベル1が3体でレベル2が1体できて、レベル2が3体でレベル3が1体できるってことは、リトルレジェンドのレベルを上げきるには同一バリエーションのレベル1が9体必要ということか」と思われたことでしょう。しかしそれでは「タマゴを開くという行為が直接的にコレクションの充実につながる」という目標から外れてしまうので、リトルレジェンドの所持済みバリエーション1体でレベルが1つ上がるようにしました。
言い換えると…
どのリトルレジェンドも最初はレベル1、つまり基本形態からスタートします。
そして同一バリエーションの2体目を獲得すると、リトルレジェンドはレベル2へと進化。バディはぐぐっと成長してビジュアルが素敵になります。
そして3体目を獲得するとレベル3へと進化。ホログラム付きトレーディングカードみたいなキラキラVFX付きの豪華な最終形態になります。
なおリトルレジェンドのレベルはバリエーションごとに独立しているので、「カラス君主フェザーナイト」がレベル1でも「うまからフェザーナイト」はレベル3という状態もありえます。またレベルを上げた後も進化前の姿は選択できるので、「失われしシルバーウィング」の可愛らしい基本形態とキラッキラの最終形態をその日の気分に応じて使い分けることもできます。
次の一手は?
当然、新たなリトルレジェンドは継続的に追加していきます。それに加えて現在は、アリーナのカスタマイズ要素で「自分だけのホーム」を作り出すための方法を模索しているところです。ひとまずは無料のTFTベータパスで入手可能になるアリーナスキンをいくつかリリースしますが、将来的にはもっと凝った装飾を含む個性の立ったアリーナを出していきたいと思っています。そういったアリーナスキンではシュリーマやスターガーディアンといったLoLのマルチバースに着想を得たデザインを採用するつもりです。TFTのカスタマイズ要素に関するアイデアや今回リリースとなったリトルレジェンドたちの感想があればぜひコメント欄でお聞かせください。今後の開発に活かしていきたいと思います。
皆さんにTFTを触ってもらえる日が来たことにチーム一同ワクワクしています。ランク戦で皆さんと対戦する時を楽しみにしています!僕はトキシック モールダイバーで挑みますよ!
最後に、ローンチと同時にリリースされるリトルレジェンド、バリエーション、進化の一覧をまとめましたのでご覧ください。