皆さん、こんにちは!ランクチームのリード、Ed “SapMagic” Altorferが再びお届けします。私たちは今年の初めに、ランクシステムへの大規模な変更の詳細をお伝えしました。この変更の狙いは試合の公平性を高め、ランクの精度を増し、作業感を減少させることです。そして1ヶ月前、皆さんからのフィードバックに応えた追加の変更について説明しました。今回はポジションごとのランク、およびランク全体についての次のステップについてお話しします。要約すると、ランクシステムへの変更のほとんどは好意的に受け止められているので、プラン通りに進めていきます。ポジションごとのランクについて多くのフィードバックが寄せられているので、これを正しく機能させられるように、限定的にいくつかの地域で最初の1スプリット(来年から、1シーズンは3つのスプリットに分けられる予定です)の間にプレビュー(予行的なテスト)を実施して、実際に体験してもらった上で皆さんからのフィードバックを得てから、全地域に導入したいと考えています。
これまでに寄せられたフィードバック
Riot Plsの投稿を発表してから、そして開発者ブログを投稿するたびに、私たちはランクの変更に対する皆さんの感想に注目していました。フィードバックの内容は全地域でほぼ同じで、ティアやスプリット、褒賞、振り分け決定戦など、ほとんどの変更は好意的に受け止められました。その一方で、新たな悪用のケースや競技の健全性が失われるデメリットの方が、マッチメイキングの改善やランクの精度向上といったメリットを上回ってしまうのではないかと心配する声もありました。
このフィードバックを受けて、ポジションごとのランクについて再度検討し、競技性を維持して悪用されるケースを減らすことに注力した内容に作り変えました。この調整で上手く行くと感じていますが、皆さんが実際に触ってみたうえでのフィードバックが必要なので、残念ながらこれはシーズン開始前には導入できません。
それで、どうするの?
全プレイヤーへの導入前に、フィードバックを集めることができる方法でポジションランクを導入します。具体的にいうと、いくつかの特定の地域で最初の1スプリットの期間にポジションごとのランクのプレビュー(予行的なテスト)を行い、その後の本格導入に向けて準備を整えるつもりです。このプレビュー実施中は、皆さんから頂いたフィードバックを基にシステムに改善を重ねていきます。また、従来のランクとポジションごとのランクの両方のデータを記録しつつ、必要に応じてシステムを切り替えられるようにします。
また、今後数ヶ月以内にポジションごとのマッチメイキングとポジション検出をノーマルドラフト(※日本未実装)でリリースします。これを参考にして調整が必要な部分を把握し、想定通りに機能すると確信を持てた場合は、ランクキューに導入します。
フルリワークされた振り分け決定戦、新シーズン構成、進化する新褒賞、2つの新ティアなど、他のランクシステムの機能は今年の後半に全地域でリリースします。現在はプレシーズンのプランを確定させる作業を行っており、近いうちに詳細を発表します。
次回予告と今後の方針
これから数ヶ月は、2019年ランクシステムの残りの部分の詳細を説明し、担当しているチームをご紹介します。次は(次も)ティア、ディビジョン、振り分け決定戦への変更点を取り上げます。今回も開発者ブログをお読みくださりありがとうございました!いつものように皆さんからのフィードバックをお待ちしています。
これまでお話した内容を忘れてしまったという方もご安心を。以下のリンクで過去の関連記事をお読みいただけます。
投稿1:/dev:2019年に行われるランクシステムへのアップデート
投稿2:2019年ランクシステムへの変更プランに対する皆さんからのフィードバック
投稿3:/dev:2019年ランクシステムへのフィードバックに応えて
投稿4:/dev:2019年 「ポジションごとのランク」のための次のステップ(本記事)