新年あけましておめでとうございます!今年最初のAsk Riotでは普段と少し趣向を変えて、物語関連の質問特集でお送りしてみたいと思います。
なお、他の計画が進行中であるため、今後2週間はAsk Riotをお休みします。次回は2月にまたお会いしましょう!
サイオンはクサイですか?死亡して腐敗しているわけですよね?あとヨリックやカリスタはどうですか?
素晴らしい質問です。そしてナラティブ部門の中でわざわざ私に聞くなんて、人選も完璧です(今日デオドラントつけたか覚えてないです)。
さてさて。サイオンなら腐った肉の匂いがしてもおかしくなさそうではありますが、そもそも彼、ずっと昔に死んでいるんですよね。私が小さい頃、家に住み着いたネズミが壁裏で死んだことがあったんです。そこに入ろうとすると1週間は吐き気が止まらなくなるような匂いがしました。でも匂いは時間が経つにつれて消えていったんです。だから死んでから数十年も経てば、「腐敗」を超越し、それは永遠の存在になるわけです。人類にとっての戦争と同じように。サイオンは今、冷たい鉄と戦火、そして戦場の匂いを誇らしげに振りまいているんじゃないかと思います。
ヨリックの場合、首の小瓶に入っている「命の涙」のおかげで厳密に言えば死んでいません。とはいえ、彼もシャワーは浴びてないと思います。
そしてカリスタに匂いはありません。そもそも彼女、実在していませんからね。近寄ると亡霊みたいな空気は伝ってくるかもしれませんけどね。オゾンみたいな。
というわけで、各チャンピオンに対面した時に鼻に飛び込んでくるであろう匂いの予想はこんな感じです。その時が来たら笑顔を絶やさず、敬意を持って、ねじれた永遠の中では悪臭すらも死滅することをお忘れなく…。
世界がルーンテラと呼ばれているのは、かつてルーンが存在していたからですか?(ありがとうライズ!) そして今自分たちが使っているルーンは、ルーンテラに存在するルーンと何らかの形で関連がある存在なのでしょうか?
かつて…?
ルーンテラ(文字通り、「ルーンの世界」という意味です)という名前は、確かにワールドルーンから命名されたものです。ワールドルーンは、かつて謎に包まれた神秘的存在が新たな次元を創造する際に使用したと言われる道具であり、計り知れないほどの力を秘めた遺物であり、かの世界に実在するものです。しかし何らかの理由により創造活動は未完成のまま停止され、複数存在していたルーンは創造中だった世界に散らばり行方知れずになっています。
リーグ・オブ・レジェンドというMOBAタイトルにおけるルーンはワールドルーンではありませんが、ルーンの魔法を発現させたものではあります。これらはカスタマイズを通じてあなたのプレイスタイルに個性を生み出すものであり、今後も新しいルーンが登場する可能性は大いにあるでしょう。
ピックスはどこから来たんですか?
バンドルシティは超自然的世界の中にたくさん存在する場所のひとつで、きらめく色で溢れているのにもかかわらず、足を踏み入れない限り定命の者たちには見えない存在です。ルルは何度もピックスに生い立ちを教えてとせがんでいるのですが、彼は聞かれるたびに近くのユリの花に頭から突っ込んでしまうそうです。なのでルルはこれを「植物の種として生まれ、その後現在の気まぐれ妖精に育った」と解釈しています。
ルーンテラに結婚式の風習はありますか?興味深い伝統など、地域ごとに特色はあるのでしょうか?
現実世界と同様、ルーンテラの人々もさまざまな理由から結婚します(あるいはしません)。そして、結婚は常に愛のためのものではありません。
フレヨルドはとても厳格な母権制社会です。アッシュやセジュアニのような部族の長は戦母と呼ばれ、彼女らにとって結婚とは政治的権力を高めるために同族やライバル部族の者とするものです。これだけでもだいぶ込み入っているのですが、戦母が目当ての相手から断られたりした場合には複数人の「血盟」パートナーで家族を構成することも珍しくありません。戦母にとって彼らは勇敢な保護者であり、最も親しい友でもあります。
アイオニアの多くの地方では、恋人同士が正式に結婚することなく共に暮らして子供を育てることが社会的に許容されています。しかし正式な結婚の儀式を執り行った場合は、両者の家系から精霊や祖霊の祝福が得られるため象徴的な意義は重いと言えるでしょう。結ばれた二人の間のバランスは保たれており、パートナー同士はコミュニティーにおいて常に対等に扱われます。今までも、これからも。
スウェインが皇帝になる前のノクサスでは、歴史ある貴族にとっての結婚は華やかな式典よりも血筋を維持する意味ばかりが重視されていました。貴族の世継ぎは両親に深い敬意を払い血統の強さを示すことが期待されていましたし、名家間での政略結婚が何世代にもわたって続いてきた確執を消し去ることもありましたから。しかしトリファリックスにより貴族の権力は大きく削がれたため、こういった風習も変わろうとしています。
と、こんな感じでしょうか。世界にはこの他にも実に様々な結婚の風習がありますが、私はこういった話題を話し続けるのを好まない冷酷無情なクリーチャーなので。心からの嫌悪に値するヴォイドの子らと出会う機会があれば、私の凍った心も解けるかもしれませんが…。
ダリウスは弟のドレイヴンのことを好きなんでしょうか?ただの馬鹿だと思っていたりしますか?
ダリウスは子供の頃からずっとドレイヴンの面倒を見続けてきましたし弟のことは愛していますが、己の過ちも十分理解しています。弟の「ドレイヴン性」について、かつては多少やりすぎてでも矯正して抑えようと努めていましたが、今ではアプローチを変え、弟の持つ稀有な技術と能力が帝国の「負債」ではなく「資産」となるような状況を巧みに作り出しています。
8月のAsk Riotで「フレヨルド人はポロの群れと暮らすことを夢見ている」という回答がありましたが、群れを所有するという行為はポロに経済的有用性があることを示唆しているように思います。どのような用途があるのでしょう?羊毛のように毛刈りをするのでしょうか?もしそうなら、毛のないポロはどんな姿なのでしょう?
フレヨルドのように厳しい土地で暮らす人にとっては、毎日が生き延びるための戦いです。ポロの群れと暮らすという夢は、そこに経済的有用性がまったくないからこそ夢なのです!彼らはただ、ゆっくりとした日々を愛と暖かさとモフモフに包まれて過ごしたいのです。雪と氷、戦闘部族、厳寒の空気の中をさまよい続ける古代の脅威に囲まれて生きていたら、そんな暮らしを夢見るのは当然だと思いませんか?
毛のないポロについてですが… これについては深く考えないほうが幸せそうですね。
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