今週はクレッドに新スキンがリリースされるのかどうか、ブロンズにおけるバランス調整、チャンピオンのコードネーム、ヴォイドの色についてです。
ライアットはバランス調整の際にブロンズを考慮に入れていますか?
私たちはソロキューのプラチナ以上をバランス調整の出発点にしています。ただし、特定のアイテムやチャンピオンなどが並外れて強すぎるといった状況があれば、それ以外のランクにおけるバランスを考慮することもあります。たとえばマスター・イーがブロンズで強すぎるという状態になれば、たとえ高MMR帯では問題になっていなくても、彼をナーフ(弱体化)するかもしれません。逆に、プロの試合でライズが観ていて面白くなくなってしまうくらい圧倒的に強くなり過ぎたら、たとえ他では問題になっていなかったとしても、彼をナーフすることもあります。
ほとんどの場合は幅広いスキルレベル帯においてチャンピオンのバランスを調整できますが、それが出来ない場合は、誰にとってもバランスが取れるように、チャンピオンのキット(スキルセット)に変更を加えます。ときにはそれがチャンピオンの核となる部分と対立してしまう場合もありますので(カリスタの固有スキルの味方とのやり取りなど)、一部のチャンピオンに特定のプレイヤー集団を意識したバランス調整を行う場合もあります。
ライアットさん、こんにちは。私はクレッドメインです。クレッドに新スキンがリリースされることはありますか?
はい。現在ひとつ開発中です。今年の終わりまでにはリリースされる予定です。そしてカミールにも新スキンがリリースされるでしょう!
タム・ケンチが「水槽」(Fish Tank)と呼ばれていたように、開発中のチャンピオンにはどんなコードネームが使われていましたか?
すべてのコードネームは覚えていないのですが、私が覚えているものや、他のライアターが覚えていたものを以下にご紹介します。
- リー・シン – マーティー・パンチマン(Marty Punchman)
- ランブル – メカに乗ったヨードル(Yordle in a Mech)
- グレイブス – ガンスリンガー(Gunslinger)
- ルル – ワエナ(Waena)
- ジェイス – アポロ(Apollo)
- レンガー – レンガー(Wrengar)
- エリス – 蜘蛛の女帝(Spider Queen)
- ナミ – 人魚(Mermaid)
- ヴァイ – ピルトーヴァーの用心棒(Piltover Enforcer)
- スレッシュ – 縛鎖の看守(Chain Warden)
- クイン – 鷹匠(Falconeer)
- ザック – 塊(Blob)
- エイトロックス – デーモンブレード(Demon Blade)
- ルシアン – 銃を持った騎士(Gun Templar)
- ジンクス – サイコ兵器(Psycho Arsenal)
- ヴェル=コズ – 目からビーム教授(Professor Eyebeam)
- ブラウム – セス(CeCe)
- ナー – ヨードル・ハルク(Yordle Hulk)
- アジール – 砂の魔法使い(Sand Mage)
- カリスタ – 幽霊軍団の兵士(Spectral Legionnaire)
- レク=サイ – 穴掘り動物(Burrower)
- バード – 吟遊詩人(Bard)
- エコー – 時の暗殺者(Time Assassin)
- タム・ケンチ – 水槽(Fish Tank)
- キンドレッド – ジェイマークス(Jmarks)
- イラオイ – 海の女司祭(Kraken Priestess)
- ジン – 射撃の名手(Deadeye)
- オレリオン・ソル – アオ・シン(Ao Shin)
- タリヤ – ストーンウィーバー(Stoneweaver)
- クレッド – ヨーナグ、グリフィンに乗らないヨードル(Yonag, Yordle not riding a Griffin)
- アイバーン – ドルイド(Druid)
- カミール – フックショット(Hookshot)
- ザヤ&ラカン – デュオ(Duo)
- ケイン – 宿敵(Nemesis)
- オーン – 鍛冶師(Blacksmith)
- ゾーイ – 鏡の魔法使い(Mirror Mage)
- カイ=サ – ヴォイドADC(Void ADC)
- パイク – サポートアサシン(Support Assassin)
ヴォイドが紫色なのはなぜですか?
物語の観点から見ると、あらゆる存在を終焉させることを渇望する広大な未知の領域であるヴォイド自体には、実質的には色は一切存在しません。光も熱も重力も時間も、物質界のあらゆるものがそこには存在しないのです。
ルーンテラに裂け目やポータルが開いたとき、その周辺には物理法則を捻じ曲げるような恐ろしい何かが発生し、それによっておそらく自然界の魔法のバランスもかき乱されておかしくなってしまうのだと私は想像します。不幸にもそれを目撃してしまった定命の者には紫色に見えるのかもしれませんが、そこには名前すら付いていないような色が混じっていたとしても驚きはありません…
デザインとアートの観点から見れば、紫色は緑に対して際立つ色なので、サモナーズリフトにおいて不自然さを表現する必要がある場合にはうってつけの色になります。無意識のレベルにおいて、「向こうの世界」からやってきた言葉では表せない恐怖をもっとも効果的に手早くビジュアルで表現できる手法なのだと思います。
こちらでお寄せいただいた質問には可能な限り目を通しますが、すべてに対して回答を約束することはできない事をご了承ください。例えば、別の場所で回答済みの質問や本コーナーの趣旨から外れてしまう質問は取り上げられませんし、このコーナーで新機能や新コンテンツの発表を行ったり、すでに詳細な説明を行った事項を再び取り上げたりすることもありません(ただし、特定のポイントをはっきりさせることはあります)。
もちろん皆さんの声を聞きたいという気持ちに変わりはありませんし、いただいた質問は担当ライアターにしっかりと届けます。疑問が浮かんだらぜひお送りください。