ファン投票で誕生したイラオイスキンの開発がいよいよ完了に近づいてきました。このスキン開発ブログもあと一回で終了です。過去の投稿はこちらをご覧ください。
さて、ついにこのスキンの名称が決定しました…“レジスタンス イラオイ”です
レジスタンス イラオイという名前に決まった理由は二つあります。一つ目は、彼女は完全なバトルキャストのロボットではなく、部分的にはロボットでありながらも、他のロボットを倒そうとしているからです。マーベル・コミックの『ブレイド』のようなものですが、吸血鬼をテーマにしたジョークのかわりに、イラオイは光るロボットのタコの触手で敵を倒します。まあ、基本的には同じです。
二つ目に、スキンコレクションへのアップデートによって、別次元の世界をテーマにした各スキンシリーズの違いや、その世界に属する陣営が分かりやすくなったからです。バトルキャストの世界には人間が結成したレジスタンスが存在し、イラオイはロボットではないことが確定していたので、半身ロボットの「ロボットハンター」が彼女にぴったりだと思いました。
しかし、この名前に決めたことで「とばっちり」を受けたスキンがありました——レジスタンス ケイトリンです。彼女はベレー帽を被ったクールな出で立ちで、いかにもゲリラ戦闘員のようなイメージですが、実際はどのスキンシリーズにも属しておらず、いずれの世界観にも属していません。そこで、今回のイラオイでレジスタンスがしっかりと誕生したことをきっかけに、レジスタンス ケイトリンを正式にバトルキャストの世界観に属したバトルキャストスキンにすることを決めました。
スプラッシュ!
スプラッシュアートは完成までに何ヶ月もかかるので、イラストレーターは開発の初期からチャンピオンのポーズや全体的なテーマ、見た目についてのアイデア出しを行いますが、これまでのイラオイスキン記事でもお伝えしたように、最終的なコンセプトが確定するまでにスキンは何度も作り直されます。
上にあるGIFは各バージョンのスプラッシュアートを並べて早送りにしたものです。開発者がスキンのデザインに磨きをかけて最終バージョンが完成するまでの間、アーティストもスプラッシュアートの調整を何度も行います。
今後大きな変更がない限り、これがレジスタンス イラオイの最終的なスプラッシュアートになるでしょう。
サウンドエフェクトの構築
新しいスキンのサウンドを作成するときは、たとえ新たなテーマで一からデザインし直すのだとしても、ベーススキン(デフォルトスキン)で使われているゲームプレイに関わる重要なサウンドは維持する必要があります。スキンのサウンドを作成する際に考慮すべき点は以下のとおりです。
- ベーススキンのサウンドの中で、ゲームプレイに関わる重要なサウンドとして残すべきはどれか?
- 新しいスキンに、これらのルールを破ることが可能な余地はあるのか?もしあるなら、それはどこか?
- ベーススキンではどのような周波数成分が使われているのか?スキルのサウンドはダークで重いのか、明るくて賑やかなのか?
- 残響音は長い通路の向こうから響いてくるような“ウェット”な感じなのか、触れられそうなくらい直接的な“ドライ”な感じなのか?
ここでの目標は、新スキン独自の要素をサウンドに取り込みつつ、プレイヤーに「この音はベーススキンとは全く違う風にカッコいいのに、ちゃんとイラオイのEっぽく聞こえるぞ」と感じてもらうことです。
以下にオリジナルのイラオイのサウンドとレジスタンス イラオイのサウンドを並べて聞けるよう並べてみましたので、両者を聞き比べてみてください。
ベーススキンのイラオイ- 触手の鉄槌、命中時
レジスタンス イラオイ- 触手の鉄槌、命中時
ベーススキンのイラオイ- 過酷なる教訓、発動
レジスタンス イラオイ- 過酷なる教訓、発動
ベーススキンのイラオイ – 魂の試練から器へのループ
レジスタンス イラオイ – 魂の試練から器へのループ
ベーススキンのイラオイ – 信仰震、発動と命中時
レジスタンス イラオイ – 信仰震、発動と命中時
レジスタンスの色
クロマについて多くの質問が寄せられていましたが、やっとお返事できるようになりました。はい!レジスタンス イラオイにはクロマが用意されます!
まだ開発途中ですが、スキンと同時にリリースされる予定です。他の色についても考えていますので、ご意見があればお聞かせください。
さて、次は?
レジスタンス イラオイの最後の投稿では、ビジュアルエフェクトの仕上げと、スキンのバグを(ほぼ)ひとつ残らず取り除くために行うプレイテストの様子を紹介します。その後彼女はPBEに出陣し、うまくいけばパッチ8.5の期間中にリリースされる予定です!