すでにお気付きの方もいると思いますが、最近になって以前のグループシステムにいくつかアップデートが行われました。これまでのグループ機能には、ごくごく基本的なものしか用意されていませんでした。参加可能なフレンドを招待して、ポジションを選択して…ほぼ、それですべてです。一試合ごとにグループは解消してしまい、ゲームモードを切り替えることもできないといった具合に、「最先端」のグループ管理機能にあってしかるべきものはほとんど実現されていませんでした。
そこで今回、今の時代の一般的な水準に照らしても恥じないような新システムに移行して、プリメイドグループをこれまでよりも簡単に作れてプレイしやすくするために、柔軟性の高いシステムを作成しようと考えました。いつもソロでプレイしている人は、これらの変更は気に留まらないかもしれませんが、普段からフレンドとプレイしている方には、大幅な改善を実感してもらえるのではないかと期待しています。
主な変更点は次の3点です。試合をまたいでグループが継続するようになり、グループにメンバーを招待し直さなくてもマップやモードを変更できるようになりました。そして対戦結果画面から直接プレイヤーを招待できるようになりました。そしてここからさらに、今後数ヶ月に渡ってさらに大きなアップデートが行われますので、その内容をいくつか紹介します。ただし、これらの機能はまだ開発中のため、ワイヤーフレームを使いながら説明します(デザインも最終的なものではありません)。
それでは、来年の前半にリリースされる新機能を見ていきましょう!
対戦結果画面のアップデート
対戦結果画面からチームメイトをグループに追加 – 現状では、試合で初めて会ったプレイヤーをグループに招待しようと思ったら、まず最初にフレンドに追加してからロビーに招待する必要があります。ですが、ときにはフレンドに追加せずに、そのまま同じチーム、あるいはデュオで数試合だけプレイしたいこともあるでしょう。そこで、この新しいボタンを使えば、対戦結果画面でプレイヤーをフレンドリストに追加せずに、直接グループに招待できるようになります。
“もう一度プレイ”をクリック済みのプレイヤーを表示 – 対戦結果画面で、すでにロビーに戻っているグループメンバーが表示され、次の試合をする準備が整っているフレンドがすぐにわかるようになります!
オープングループ
フレンドリスト内の誰でもグループに参加可能 – グループ画面に、グループを“オープン”に設定する切り替えボタンが追加されます。このオプションをオンにすると、フレンドリストやグループ内の誰でもワンクリックであなたのチームに参加できるようになります。つまり招待する必要もリクエストを承諾する必要もなく、オープンに設定されたグループであればクリックするだけで誰でもチームに参加できます。これにより、プレイの準備が整ったデュオを見つけたり、チームを組んでグループミッションに挑んだり、プリメイドグループへ参加したりといったことが、これまでより簡単にできるようになるでしょう。
グループ招待がより柔軟に – グループへの参加方法もアップデートされます。現状では、招待の送信前に、「今選択しているキューへの対象プレイヤーの参加資格有無」を確認する仕様になっているため、ランク戦に、ランクのかけ離れたフレンドを招待することはできません。またドラフトピックの試合に、LoLを始めたばかりのプレイヤーを招待することもできません。これがあるために、現状では誰とプレイするかを決めるよりも前に、何をプレイするかを決めなくてはなりません。
新しいシステムでは、今選択しているキューへの参加資格にかかわらず、誰でもグループに招待できるようになります。そしてグループを作った後に、メンバーや、ゲームモードの変更を、グループを一から組み直すことなく行なえます。この方法なら、まず最初に一緒にプレイしたいプレイヤーを先に選んでから、何をプレイするかを決められるようになります。
リーグボイス
グループで手軽に利用できるボイスコミュニケーション – 機能そのものについては以前にもちらっとお話ししましたが、いよいよリーグボイスが現実のものになります。こちらの機能はグループシステムに統合される形で導入され、プリメイドグループに参加している全員が、そのまま同じボイスチャットルームに入ることになります。ボイスコミュニケーションを利用できない、または利用したくない場合は、オプションでオフにすることもできます。
今、上の文章を読んで「あれっ?」と思った方もいるかもしれません。現時点では、リーグボイスをプリメイドグループ以外のチームメンバーに拡大する予定はありません。これは一般的に、フレンドと一緒にプレイする時の方が、見知らぬプレイヤーとプレイする時よりも「安全な環境」であるからです。見知らぬプレイヤーから暴言を吐かれた時に対処できるようなツールが用意されるまで、プリメイド以外のグループにはボイス機能は導入しないつもりです。フレンドに嫌がらせを受けるようなことがあった場合には、グループから追放したり、個々のメンバーをミュートすることで、行儀の悪いメンバーに十分対処できると考えています。
今回取り上げたのは現在お話しできるものだけであり、もう少し時間が経てば、他にも様々な作業中のアイデアについてお話しできるようになると思います。お読みいただきありがとうございました。グループシステムに対するご意見をお待ちしています!