今週はチャンピオンのダンス、バグを特定して修正する方法、川の王様に呑み込まれるときの気分についてお話しします。
チャンピオンのダンスはどうやって決めているんですか？ヽ(⌐■_■)ノ♪♬
ダンスやエモート（ジョーク、タウントなど）は全員がアイデアを出せるように、開発終盤まで確定は持ち越されます。誰のアイデアであれ、最終的に決めるのはアニメーターです。そして決定するために考慮すべき基本事項がいくつかあります。
- チャンピオンの大きさ、形、シルエット
- そのチャンピオンのキャラクターはシリアスなのか、ユーモラスなのか？（ダンスはジョークなどと同様に、意外性を垣間見せるものでもあるので、毛色の異なるものに挑戦してみることもあります）
- そのチャンピオンのキャラクターデザインから連想できるポップカルチャーのネタはないか？ワーウィックに「スリラー」の狼人間ダンスはまさにうってつけでした。
それから、新チャンピオンには新ダンスを用意し、すでに存在している他のチャンピオンのダンスと似過ぎないように気を付けてもいます。動き回りながら素早く挑発できるような短いパターンがループするダンスが好まれる傾向にあるので、それも考慮に入れています。
時にはラカンとザヤやアイバーンとデイジーのように二体一組でのみ踊れるダンスを追加することもあります。これは両者が並んで踊るとぴたっとシンクロする、ユニークなダンスです。
どうやってバグ情報を集めて不具合を修正しているのですか？
「バグ」って何のことですか？カ＝ジックスみたいな虫のことですか？ええ、あれは問題なく動作していますね。
冗談はさておき、クライアント内の報告オプション（こちらの素敵な入力フォーム）、公式ボードのバグ報告トピック、Reddit、いくつかのTwitterアカウントなど、私たちは様々な手段を使ってバグ情報を収集しています。報告も様々で、同僚がゲームの不具合を知らせてきたり、悪いときには不具合がその同僚の制作物に悪影響を与えてしまっていたり…といったこともあります。
そういった報告を受けとった後、データベース内で問題を追跡します。
いわゆる「バグ報告」には問題が発生した場所（社内環境、PBEサーバー、ライブサーバー）、問題の内容、そのバグの再現方法が示されています。さらに私たちが問題の内容を上手く把握できない時は、添付された動画や画像が助けとなります。自分がプレイしないチャンピオンスキンのことはよくわからないもので、私の場合、ナミ以外のすべてのチャンピオンは動画や画像が頼りとなります。 ; )
バグが見つかったら優先順位を付けて（影響の大きい問題を優先し、比較的小さい問題はその後で対応します）、それぞれに担当チームを割り当て、そのチームがバグ内容を確認し、原因を特定して問題を解決したら、確認のためにビルドに組み込みます。その後、私のようなQAアナリストが修正されたことを確認してから問題を「解決済み」として処理します。修正されていなかった場合、開発者に差し戻してもう一度確認してもらいます。
音声が正しくマッチしていないなどの単純な問題なら5分で解決しますが、ゲームデザイナーの手助けが必要なほど複雑な問題である場合は、修正に1時間から2時間、あるいはそれ以上かかる場合もあります。
リリース後、残った「未解決バグ」は大小問わずバックログ内に未解決のまま残しておき、あとで時間が取れた時に解決に取り組みます。私のチームでは、一つのパッチ期間中に数個の過去のバグを修正することを目標にしています。
私たちに伝えたいバグがありましたら、上記のリンクを使ってお知らせください！
タム・ケンチに呑み込まれるとどんな感じですか？温かいのか、冷たいのか、濡れているのか、ねばっとしているのか、どうなんですか？友達が知りたがっているんです。
天気のいい朝、自然に目が覚めてから「今日は何の予定もないし誰を気にかける必要もない」と気付いた時みたいな感じです。今日という一日はすべてあなたの自由で、どれだけ寝過ごしたって構いません。そこであなたはもう一度布団をかぶり直し、その柔らかさに身体を任せて丸くなり、そよ風に流れる子守歌を聴きながら頬にキスされるように、甘い夢の世界へと再び戻っていきます。
すると広げた帆いっぱいに突然の風を受けたあなたの船は、未知なる偉大な世界が待つ黄金色に染まる水平線に向かって進んでいきます。過去のあらゆる過ちは許され、新たな冒険の世界があなたの到着を待っています。あなたはもう振り返ろうともせず、ワクワクする未来を見つめています。船は碧い海の上にできた畝（うね）に沿って苦もなく先へ先へと運ばれていきます。まるでこの爽快極まる一瞬のために生きてきたかのように。両腕を伸ばせば、波の飛沫がひらひらと舞う紙吹雪のようにあなたの肌に降り注ぎます。
それはまるで、勇気を振り絞って「愛してる」と告白するかのように。きっと心が砕けてしまうような、つらい言葉が返ってくるに違いない――とあなたは思っていました。しかし最愛のその人の瞳は輝き、唇は震え、あなたの手を取ってこう言います。「なぜもっと早く言ってくれなかったの？」薔薇の花びらのような唇が押し付けられます。それはあなたがずっと恋焦がれていたキス。
しかし、その瞬間は長くは続きません。
夢は凝固してすえた臭いを放ち、二度と目覚めることのかなわぬ不快極まる毒々しい悪夢へと変化します。暗い波があなたにぶつかり、あなたの魂は奈落の底へと沈んでいきます。恋人が二度と忘れられぬほど残酷な、引きつった声で笑い始めるのです。悪魔と取引きをしたらどうなるか、ようやくわかってきたようですね。彼の大きな口の前に、あなたの身体などほんの一口、まるで前菜や食前酒のようなもの。呑み込まれたあとのなめらかな感触が過ぎ去れば、あとは胃袋めがけて真っ逆さまに転げ落ちるのみ――そんな感じです。
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