今週は将来的なルブランの計画、ルーンテラにおける信仰、カシオペアがブーツを買えない理由についてです。
まだルブランをアップデートする予定はありますか?彼女の現状についてはどう思っていますか?
ルブランには、いずれ解決したい問題がいくつか存在します。昨年のアップデートで長く続いていた問題の一部を解決できましたが、その過程で新たな問題も発生しました。
先日、私たちは時間をとって彼女の新スキル候補をいくつか試してみました。どれも悪くはなかったのですが――それで現状の問題が解決するとも、ルブラン使いの両グループ(旧バージョンあるいは新バージョンを好むプレイヤー)を満足させられるとも思えませんでした。もう一度ルブランをアップデートするのであれば、単に新バージョンとそのファンを増やすのではなく、全員が満足できるものにする必要があります。
満足のいくアップデート案が浮かばなかったことから、今はルブランのリワークを後回しにして、より緊急性の高いシステムやチャンピオンの変更に集中しようと考えています(ルーンの再構築のフォローアップなど)。とりあえず現時点では、本格的なリワークに取り組む時間が確保できるまでの間、リワーク前後の中間となるような調整をしようと考えています。
ルーンテラにおける信仰はありますか?たとえば、戦士が膝をつき人生が走馬灯のように流れゆく中で敵に神に祈れと言われた時、誰に対して祈るのですか?キンドレッド?シャドウアイルの霧?オレリオン・ソル?始原の魔法?バード?アジール?クラウンガード?それとも、他に何らかの宗教があるのですか?
回答を先にまとめると:ルーンテラの人が誰、または何に祈るのかは、民族や住んでいる場所によって異なります。
ルーンテラは私たちの世界と同じように複雑で多様性に富んでいて、無数の信仰や宗教、哲学が存在しています。ただし私たちの世界とは違い、「世界的に普及している特定の信仰対象」は存在しません。ルーンテラに存在する様々な民族や文明について考えているのはワールドビルディング(世界観構築)チームですが、彼らはそれぞれの民族が持つ世界観や宗教についても考えています。今後も物語や、物語を伝える媒体(公式コミックなど)で各民族の特徴をより詳しく伝えていくつもりなので、その民族が持つ哲学や宗教なども取り上げられるでしょう。
難しいのは、ルーンテラにおける信仰が私たちの世界とは根本的な部分でまったく異なる発展を遂げているという点です。私たちの世界で永遠の命題となっている「神は存在するのか?」、「神は何を求めているのか?」、「死後の世界はあるのか?」といった疑問が、まるで疑問として扱われない世界を想像してみてください。ルーンテラでは人知を超える力が存在することに疑いの余地はなく、それらを直に目にすることができます。神のような力を持つ者たちが大地を闊歩し、霊峰ターゴンの山頂にある天空へと続く門からシュリーマの巨大な太陽の円盤、イカシアのヴォイドに穢された土地まで、魔法や宇宙の力が影響を及ぼしている様を見ることができるのです。
このような世界では、これらの存在の意思や意図を理解してお告げをもらい、意思疎通を図りつつ彼らを崇拝し、結んだ誓約をひたすら守ることが信仰の中心となります。難しいのは、驚異的な力は持っていても宇宙の力を無尽蔵に利用できるわけではない者たちと(私たちが考えるところの)神との境界線が曖昧なことです。少なくとも自身の周りだけ考えれば、実際に目の前にいるその驚異的な力を持つ人物や宇宙の存在を崇拝し、供物を捧げてご機嫌を取り、お願いを聞いてもらうのが得策だといえるでしょう。しかし別のケースでは、そのような者から守ってもらうために、より強力な高次の存在を求めることもあるかもしれません。
古代ギリシャにおいてそうだったように、問題は神を信じるかどうかではありません――様々な神が存在する中でその善悪を見極め、英雄、半神、巨人、神などで構成されている複雑なヒエラルキーを理解することが重要なのです。
ルーンテラの全ての信仰に共通しているのは、高次の力の存在は魔法や宇宙、チャンピオンなどを見れば明らかであるものの、最も高次な存在である宇宙の創造者が誰なのかは哲学的な謎のままであるという点です。そしてもちろん——死後の世界に何があるのかも。
カシオペアはブーツが買えないのに、どうしてナミは買えるのですか?ナミも足がなくて、ヒレがあるだけです。
カシオペアがブーツを買えない固有スキルを持っていることに特別な理由はなく、これはゲームプレイ上の理由によるものです。カシオペアはこの固有スキルのおかげで実質的に追加のアイテムスロットを持っていることになり、それによって独特なアイテムビルドが生まれます。
基本的にテーマ上の意味合いはあるものの(カシオペアには足がないので、ブーツを買う必要がないのは理に適っています)彼女にこの固有スキルを与えた一番の理由はゲームプレイです。もし他のキャラクターにも1) 新しい固有スキルが必要で、2) テーマ上の根拠があり、3) ゲームプレイ上で必要性があるなら、将来同様のことを行う可能性はあります。
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